西武は会心の勝利だった。巨人相手に先発の与座海人(26)が6回まで完全投球の7回1安打無失点で4勝目(2敗)をマーク。2番手の平良、抑えの増田は一人として出塁を許さず、打者27人で〝準完全試合リレー〟を完成させた。

 攻撃陣もワンチャンスを逃さなかった。4回にオグレディの適時打と外崎のスクイズ、二死一、三塁からの重盗で一挙3点を奪った。ソツのない西武野球での快勝劇に、辻監督も「与座のピッチングに尽きる」と目じりを下げた。5連敗からの2連勝で借金2とし、3位オリックスに1ゲーム差と迫った。

 それにしても今季の西武は浮き沈みが激しい。これまで7連敗に2度の5連敗と、ひとたびトンネルに入ると簡単に抜け出せない傾向にある。しかも3度の大型連敗で喫した17度の敗戦のうち、16敗は遠征先でのもの。ホームとビジターの戦績を比べても、本拠地で18勝8敗1分けと無類の強さを発揮しているのに対して、敵地では9勝22敗と大苦戦している。

 上位進出を狙う上で、内弁慶ぶりの解消は最大の課題だろう。まずは7日から始まった3カード連続本拠地開催のうちに白星を荒稼ぎしておきたいところだ。