敗戦の中にも一筋の光明だ。中日の4番ダヤン・ビシエド内野手(33)が6―9で敗れた8日のロッテ戦(ZOZOマリン)で、7号2ランを含む3安打3打点と大暴れした。
今季は開幕から5月まで打撃不振に苦しんできた。不動の4番として期待されたが、5月中盤には3試合、その座を追われた。周囲から衰えを指摘する声もささやかれるなどプライドはズタズタだった。
ビシエドは「ミスターメイ」と呼ばれるほど、毎年5月(新型コロナ禍で6月開幕となった2020年を除く)に打棒を爆発させてきた。17年は打率3割4分1厘、8本塁打、25打点、18年は打率3割3分7厘、3本塁打、21打点、19年は打率3割2分3厘、1本塁打、9打点、21年は打率3割2分1厘、4本塁打、14打点と数字にもはっきり表れている。
今年5月は打率2割5分3厘、4本塁打、13打点だったが、6月になると変身。この日で5月31日から8試合連続安打と好調で、6月は7試合で打率3割8分5厘、1本塁打、6打点と打ちまくっている。チーム関係者からは「得意の5月になっても調子が上がらず心配したけど、今年は〝ミスタージュン〟だね。好調の波が例年より1か月遅れてやってきたと思えばいい。交流戦が終わってリーグ戦が再開してもこれだけ4番が元気なら十分に6月反攻をきっかけに巻き返せるよ」と期待を寄せられている。












