野球解説者の江川卓氏が15日、「サンデーモーニング」(TBS系)のスポーツコーナーに初出演した。

 10日のレイズ戦で満塁ホームランを放つなど活躍するエンゼルスの大谷翔平について、司会の関口宏が「江川さんの大谷評を聞きたい」と話題を振ると、江川氏は「大谷さんはバッターを中心にやったピッチャーなんですよ」と話し出した。

「ピッチャーを中心にしてバッティングもいいという人はいっぱいいる。バッターを中心にしてピッチャーをやれる人は少ない。ベーブ・ルースがそうでしたけど。それだけ少ないので皆さん興味を持っているというわけですね」

 すかさず関口が「江川さんもああいうことしたかったんじゃないですか」と聞くと、「僕はピッチャー中心のバッターだったので、バッティングそこそこよかったですけど、あまり取り上げられなかったということです」と答えた。

 また、日本のプロ野球では11日の西武戦でノーヒットノーランを達成したソフトバンクの東浜巨が話題に。ロッテの佐々木朗希の完全試合に続く記録となった。江川氏は「今、落ちるボールが主流で、バッターとしては落ちてくるボールが多くなってくるので早めに打ちたいとなる。早めに打つことでピッチャーのペースになりやすいので、こういうことが起きやすい」と指摘した。

 江川氏の解説に納得したのか、関口はコーナー最後に「これからも度々おいでになったらどうですか」と再出演オファーをしていた。