阪神のジェフリー・マルテ内野手が敵地・横浜からの逆襲開始を誓った。右足のコンディション不良で1か月以上戦線から離脱していた背番号31は、10日の広島戦(甲子園)から待望の実戦復帰を果たしたが2戦合計で9打数1安打0打点。好機での凡退も目立ち、チームも2連敗を喫してしまった。

 明けて13日のDeNA戦(横浜)は雨天のため中止に。球場から引き揚げる際、報道陣の取材に応対したマルテは「いつもポジティブな形でやっていかないといけないと思うので、負けても勝っても試合は続いて行く。しっかりした気持ちでみんなでやっていきたい」と自分に言い聞かせるように誓った。

 11日の広島戦では1点を追う7回一死満塁の好機で打席に立つも空振り三振。気合が空回るもどかしさもあり、ベンチへ引き揚げる際、自らのバットをヒザでへし折る一幕も…。「野球をやっている限り、チームの勝利に貢献したいという思いはいつもある。自分の思っている結果がなかなか出なかったのでそうなってしまった」とマルテは当該のシーンを振り返った。

 離脱期間が長かったこともあるが、マルテは今季いまだノーアーチ。昨季何度もチームを沸かせた、おなじみのホームラン後のベンチパフォーマンス「ラパンパラ」を早く見せてもらいたいものだ。