中日は10日のヤクルト戦(神宮)で1ー0の辛勝し、首位・ヤクルトに2ゲーム差まで迫った。木下、石川昂、平田、鵜飼がコロナ陽性で戦線離脱の緊急事態となったが、先発の小笠原が6回4安打無失点の好投で今季2勝目を挙げれば、A・マルティネスが4回に今季1号ソロを放ち、虎の子の1点をリリーフ陣が無失点でつないで逃げ切った。

 以下は立浪和義監督(52)の主な一問一答。

 ――神宮で1‐0で辛勝

 立浪監督 よう勝ちましたよ。1点だと出てくる投手が、ここの球場だとしんどいし、ホームランを打つバッターも多いし、苦しみながらですけどね。やっぱり点取れないと勝てないので。今日は勝ちましたけど。

 ――小笠原の投球は

 立浪監督 小笠原は、今日はボールに力がありましたし、本当に良かった。

 ――6回まで83球で代えた

 立浪監督 得点圏に行ったので代えたんですけど、コロナ明けで2回目の登板なんで。次回からはアイツには7回まで投げてもらわないと困る投手なので(イニングを)延ばしていきたい。

 ――A・マルティネスがいいところで一発

 立浪監督 ずっと出ていなかった中で非常にいい働きをしてくれた。今、こういう状況になったので、また頑張って。まだ本当のレギュラーというわけでは(石川)昂弥にしても鵜飼にしても、木下も非常に痛いことは痛いんですけども。ある意味、今、出れる人はチャンスなので、チームの中でまた競争していければいい。

 ――高橋周が久しぶりの三塁に就いた

 立浪監督 やっぱりうまいですね。捕ってからが速い。守備では本当にけがの功名ではないが、昂弥だったら二塁へ投げられていないかもしれない。いいところも出ましたし、毎試合やれば必ず反省点も出る。勝って前向きな反省が出るようにやっていきたい。

 ――捕手の石橋がフル出場で投手陣を無失点の好リード

 立浪監督 そうですね。相当、緊張感やらで走ってないところに投げたり、初めて見ましたけど(笑い)。今日で、もうちょっと落ち着いてやってくれれば。リード面では結果的にゼロで抑えたわけですからね。ただ、その中で反省点はあると思うので反省しながら。これは経験を積まないとなかなかあのポジションは難しいので。彼にとってはすごくチャンスなので。

 ――根尾は外野だった

 立浪監督 こういう事態(コロナ禍で4人離脱)になったから上げたんですけど、本当はもうちょっと(二軍で遊撃を)やらしてから上げたかった。(外野手の)鵜飼が陽性になったことで、ショートの方向は変わらないが、ちょっと練習しながら、こっちでも見ながらある程度まで来たらショートでも使おうという考えはあります。

 ――支配下になった上田がベンチ入りしていた

 立浪監督 いろいろ打者の研究をしながら。ノートを持っていて、何を書いていたのかは分からないですけど(笑い)。