菊池雄星から始まり大谷、佐々木朗が紡いだ「岩手伝説」 次なるモンスターにメジャー熱視線

2022年04月28日 05時15分

左から佐々木朗希、大谷翔平(東スポWeb)
左から佐々木朗希、大谷翔平(東スポWeb)

 ネクスト・モンスターは必ず岩手から現れる――。こんな確信めいた想定を抱いて、メジャー関係者がこれまで以上にみちのく・岩手県にフォーカスしている。

 ロッテ・佐々木朗希投手(20)の完全試合、13者連続奪三振、1試合19奪三振、17回連続完全投球、判定を巡る恫喝騒動と、この2週間はまさに「佐々木朗希ウィーク」だった。

 長いプロ野球の歴史の中でも歴史的な偉業を目撃し、改めて佐々木朗希という才能の存在に感謝したのは日本の球界関係者、プロ野球ファンばかりではない。

 完全試合後の佐々木朗の2登板を海の向こうの米国からリアルタイムでフォローしていた米メディア関係者、各球団スカウト、代理人事務所関係者らも同じだった。

 その中で、ある球団スカウトは昨年のア・リーグMVP、エンゼルス・大谷翔平投手(27)に匹敵する才能の出現に「アメイジング。偉大な岩手県に敬意を表する」と大谷、佐々木朗を輩出した岩手の可能性にこう言及した。

「2009年のセンバツ大会決勝で菊池雄星(ブルージェイズ)が岩手の野球少年に与えた影響によって大谷、佐々木朗希、そして現在、花巻東高2年生の佐々木麟太郎が出てきた。そのストーリーは大谷や、今回の佐々木朗の快挙を見た次の世代に必ず受け継がれていくと思う。特定の地域だけで起きているスケールの大きな物語の連続性には、まだ続きがあると考えておいた方がいい。それは、大谷という才能が現れた7年後に、誰も佐々木朗希の出現を予測できなかったことを振り返れば予測できること。このエリアには特別な才能とストーリーがまだ眠っている」

 運動神経のいい子供が他に目移りすることなく野球を選択し、小中高の各年代に優秀な指導者が数多くいるとされる岩手県。そこに現実として出現した菊池、大谷、佐々木朗という才能を見て次の世代がまた世界を目指す。

 この循環ができつつある「新野球王国・岩手」にメジャーは深く注目している。

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