阪神は2日の巨人戦(東京ドーム)に4―5で敗れ、セ・ワーストタイ記録となる開幕8連敗。はまり込んだ泥沼からこの日も抜け出すことができなかった。
今季限りでの指揮官退任を既に明言している矢野監督にとっては集大成となるファイナルシーズン。にもかかわらず、開幕を目前に青柳、ガンケル、及川ら主力投手陣が相次いで離脱する不幸に見舞われたこともあり、あまりにもむごすぎる一年のスタートを余儀なくされた格好だ。
2019年の監督就任当初から「矢野ガッツ」に象徴される「苦しい時こそ楽しむ」ことの重要性をナインたちに説き続けてきた矢野監督。だが心労ももちろんあるのだろう。ここ数試合のあまりにも無機質な矢野監督の「表情」に虎党たちからは心配の声が多々上がっている。
この日のゲームは初回から一死満塁のチャンスをつくると、大山が左翼への先制2点適時打をマーク。「今日こそは初勝利を」のムードにベンチもスタンドも大いに沸いたが、虎将の表情だけはほとんど動かぬまま。その後も何度となく得点シーン、窮地をしのいだ場面があったが、マスクの下の矢野監督の頬がゆるんだように見えた場面はほぼ皆無だった。
ひいき球団の開幕8連敗も一大事ではあるが、虎党としては指揮官の精神状態も心配の種だ。SNSを中心に「矢野監督、暗い顔しないで」「メンタル大丈夫かな」「矢野監督が笑った顔をみたい」とのコメントが氾濫。チームの明るいムードづくりに注力してきた虎将のここまでを知っているだけに、気が気ではないようだ。












