巨人が桑田真澄投手チーフコーチ(53)の進言により、今季の実戦開始を例年より遅らせることになった。
 
 原監督は「最初の桑田チーフコーチの要望で、実戦は少々遅らせてくれと。要するに実戦が早いと、そこに抑えると言う気持ちに投手がなっちゃうから。もう少しじっくりというところで、彼(桑田コーチ)から要望があった」と説明した。

 昨年の春季キャンプはベテランのS班が東京ドームから始動し沖縄に入った。若手中心の宮崎組は初実戦となる紅白戦が2月8日に行われていた。

「若手はそういう時間で我々も見るしかないという所もあった。(今年は)そういうことはないです。今年はたぶん紅白戦も遅いと思いますよ」と原監督。今季から投手陣の責任者となった桑田コーチの進言に耳を傾けたという。

 正式には今月中の2回のスタッフミーティングで日程調整を行う。昨季終盤に10連敗を喫するなど、大失速したことへの対応と見られる。昨季の反省を生かし巨人がリーグVを奪還する。