悔しさをかみしめた。今年、国内フリーエージェント(FA)権を取得したものの、行使せずに残留を決めた広島の堂林翔太内野手(30)が1日に契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸3600万円でサインした。単年契約とみられる。

 昨年は111試合に出場し打率2割7分9厘、14本塁打、58打点の活躍を見せた堂林だが、今年は70試合で打率1割9分、0本塁打、5打点に終わった。堂林は「もう(数字が)足りなすぎるので。昨年ああやってやれた中での今年だった」と肩を落とした。

 その原因については「実力不足です」と言い切り「また来年、しっかりこのオフに準備してキャンプに臨んでいきたい」と語った。昨年まで一緒に自主トレを行っていた鈴木誠が米大リーグ挑戦を表明。「一緒にやれることが一番いいんですが、一人でやる可能性も高いです」と話した。(金額は推定)