新庄監督が阪神OBとして「野村克也さんしのぶ会」出席へ!恩師に〝新旋風〟の決意誓う

2021年11月09日 05時15分

日本ハムナインに笑顔で訓示する新庄監督(東スポWeb)
日本ハムナインに笑顔で訓示する新庄監督(東スポWeb)

 新庄劇場、沖縄公演が8日に開演した。日本ハムのビッグボスこと、新庄剛志新監督(49)が沖縄・国頭で行われている秋季キャンプを初視察。練習中に〝お色直し〟するなど新庄ワールド全開で、積極的に選手とコミュニケーションをとるなど初日から精力的に動き回った。そんな新庄監督は、12月11日に神宮球場で行われる野村克也さん(享年84)を「しのぶ会」に阪神OBとして出席する方向で調整を進めていることが分かった。

 新庄監督と20年2月11日に逝去した野村さんとの出会いは1998年、阪神時代のプロ8年目のオフ。翌99年から3シーズン、監督と選手として強固な師弟関係を築き、当時の球界に旋風を巻き起こした。

 野村さんの就任直後の98年秋季キャンプでは、外野が本職の新庄監督の強肩と抜群の身体能力にほれ込み、投手挑戦を指示。翌年春にはオープン戦にも登板した。今やエンゼルス・大谷翔平投手(27)の活躍ですっかり定着した感のある二刀流を、大谷に先駆けて挑戦するなど常に球界の常識を疑い〝新しいスタンダード〟を求める現在の新庄監督にとっても、自らの現役時に強い影響を受けた監督であることは間違いない。

 日本ハムから正式に監督就任が発表された先月29日には自身のインスタグラムを通じ、野村さんにむけ、投稿。「こんな僕が監督になれた事を改めて報告してきました。大きな空から僕の采配 選手教育を見届けてください」と、いち早く就任報告も済ませている。当日は在りし日の野村さんとの日々に改めて思いをはせると同時に、その決意を誓う場となりそうだ。

 今回の「しのぶ会」は野村さんが現役と監督時代を通じ在籍していた阪神、ヤクルト、楽天、ソフトバンク(在籍時は南海)、ロッテ、西武の6球団が共同発起人となり、開催が実現。野村さんがプロ野球人生をスタートさせた南海から西武までの現役生活26年、監督して最後に指揮を執った楽天までの監督生活24年の間、野村さんと関わりがあった12球団の球界関係者・OB関係者が出席する予定だ。希代の名将、知将として知られた恩師と同じ立場になった新庄監督は、当日はいち阪神OBの立場として出席する見込みだ。

 生前、野村さんは指導者として明治から昭和初期の政治家、後藤新平の言葉を大切にしていたことは有名だ。

「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」

 当日は新庄監督と同じく阪神・矢野監督やヤクルト・高津監督、楽天・石井一久監督など野村さんの薫陶を受け、その教えを胸に未来の球界を担う人材の指導にあたる各球団の〝ボス〟たちも出席予定。セ・パ各球団の監督が一堂に会する貴重な場にもなるだけに、監督業としては〝先輩〟にあたるライバル球団の監督とどんなやりとりを交わすかにも大いに注目が集まる。

 かつてのまな弟子たちが指導者として立場を変え、改めて球界の発展を誓いあう姿には、天国の野村さんも生前の名物だった〝ボヤキ〟ではなく、ニッコリとほほ笑みを浮かべることになるはずだ。

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