待望の一発が飛び出した。巨人の中田翔内野手(32)が23日の広島戦(マツダ)で、先制の移籍後2号2ランを放った。

 待ちに待った快音だ。21日の同カードから一軍に昇格したものの、ここまで7打数無安打とバットは沈黙。地元・広島での久々の凱旋試合だけに何とかいいところを見せたいところだったが、2回二死一塁で迎えた1打席目、玉村の投じた143キロの直球を捉えると、打球は左中間スタンドへ。再昇格後初となる安打は、チームに先制点を呼び込む豪快な一発とした。

 二軍で再調整中の際には6試合に出場して打率5割(22打数11安打)の4本塁打、13打点と大暴れ。復活の兆しは見せていただけに、一軍の舞台で放った先制弾は自他ともに認める納得の一発となったはずだ。