外国人選手の差が際だつ結果となった。広島は3日の阪神戦(マツダ)に0―5で惨敗。一夜で今季ワーストの借金16に逆戻りした。

 広島・大道、阪神・伊藤将の投げ合いで始まった3連戦の第2ラウンドは、6回までの1点を追う展開が7回に崩れた。3番手コルニエルが一死走者なしからマルテに被弾。これ以上の追加点が許されない0―2の8回には4番手バードは代打サンズの適時二塁打、マルテの適時打など5本の長短打を許して3点を失い、試合をぶち壊した。

 打線も好機で〝あと1本〟が出ない。5回は無死一、三塁と攻め立てながら、野間の遊ゴロで二塁封殺→本塁タッチアウト。石原の中前打で再び一、三塁とするも勝負手の代打・長野が二ゴロに倒れた。佐々岡監督も試合後に「あそこは1点は取らないと」とボヤいたほど痛い拙攻だった。0―2の7回も安打と2四死球で二死満塁の場面を作ったが、代打・松山が二ゴロに倒れて万事休すだ。

 首位・阪神はマルテ、サンズの両外国人で計4打点を挙げた。対照的に最下位の広島はコルニエルとバードで計4失点。野手に目を向けてもクロンとメヒアの両大砲は不振で二軍暮らしを送っている。最下位からの反攻へ課題山積だ。