楽天うれしい悲鳴 二軍で釜田、高田孝ら好調も…「ローテの谷間」がない!

2021年06月02日 06時15分

楽天・塩見も今季初先発で好投を見せた

 他球団からみれば、うらやましい限りだが…。豪華な先発投手陣を抱える楽天がここにきて「うれしい悲鳴」を挙げている。二軍で好投する先発投手を一軍昇格させられない「目詰まり」が起こりつつあるからだ。

 シーズン開幕当初は田中将の故障もあり、高田萌や弓削ら若手先発投手の登板機会は少なからずあった。ところが、田中将復帰後は涌井、早川、岸、則本昂を含めた「5本柱」が健在。そこに昨季終盤だけで2勝を挙げ完投能力もある2年目の滝中を加えた6投手で盤石の先発陣を築きあげた。

 だが、その代償として気になるのが他の先発投手の登板機会。安定した先発ローテーションを抱える裏で若手を中心とした二軍の先発投手が、なかなか活躍の場を与えられていない。1日のヤクルト戦(神宮)で不調気味だった岸に代わり、ようやく一軍昇格したプロ11年目の塩見が今季初先発した。だが、二軍には10試合で防御率2・15と好調の釜田や先発8試合で2勝4敗も防御率2・74のドラ2右腕・高田孝ら逸材も控える。先発投手陣の層が厚くなった証拠とはいえ、二軍に残る先発投手もこのままではモチベーション維持は難しくなるはず。この辺りをチームはどう対処していくのか。

 石井監督は1日の試合前、今季初登板の塩見について「(岸が抜けた)そのスポットをしっかりと埋めるのか埋めないのかは彼自身のパフォーマンスだし。やるべきことは分かっていると思う」とゲキ。そのかいもありベテラン左腕は5回を投げ2失点で勝ち投手の権利を手にマウンドを降りたが、救援陣が打たれてチームは逆転負けを喫した。

 先発ローテの〝谷間〟が現状、極端に少ない楽天のこと。故障者が出ない限り先発投手のチャンスは少ないだけに今後は石井監督を含めた首脳陣の手腕が問われそうだ。

関連タグ: