パの新人王争いも激アツ!! 6勝の楽天・早川を追うオリ宮城&20盗塁の西武・若林

2021年05月27日 11時15分

左上から時計回りに、オリックス・宮城、楽天・早川、西武・若林

 セ・リーグだけじゃない。今季はパ・リーグの新人王争いもシ烈だ。その代表格が昨秋ドラフトで4球団が競合した楽天のドラフト1位左腕・早川隆久投手(22)。既にリーグトップの6勝(2敗)をマークし、防御率3・28と下馬評にたがわぬ活躍を見せている。

 開幕から先発ローテの一角を担い、登板9試合(57回2/3)で9四球、56奪三振を誇り、投手の制球力を示す指標、K/BB(奪三振と与四球の比率)はリーグ1位の6・22。石井監督も「あんなに安定感のある新人はいない。ストライクゾーンを広く使う投球もそうですし、プロで何年もやっているようなマウンドさばきをする」と絶大な信頼を置く。

 その早川と新人王を争うのが、オリックスの高卒2年目・宮城大弥投手(19)だ。26日のDeNA戦(横浜)まで8試合に先発し、7試合でクオリティースタート(6回以上を自責点3以内)をクリア。無傷の5連勝で防御率2・32はリーグ1位だ。早川より3歳年下だが、マウンドでの落ち着きぶりは10年目のベテランの風格すら漂っている。

 さらに西武にはドラフト4位ながらチームの懸案であった1番に定着し打率2割7分9厘、20盗塁でソフトバンク・周東を抑えて盗塁王争いのトップを快走する若林楽人外野手(23)もいる。

 西武関係者が「投手の2人の印象度に比べたら若林はタイトルだけでは足りないかもしれない」というほど今年の新人王レースはレベルが高い。タイトルを獲得しながら新人王を逃した選手といえば古くは1959年に18勝10敗、防御率1・19でセ最優秀防御率のタイトルを獲得した上に沢村賞も受賞しながら選考漏れした阪神・村山実、最近では2019年のセ盗塁王、阪神・近本らがいる。

 セ・リーグでも10本塁打の阪神・佐藤輝、8本塁打のDeNA・牧、17試合連続無失点中の広島・栗林らがしのぎを削っているが、今年はセ、パともに複数のタイトルホルダーが新人王落選という史上まれに見る展開になりそうな状況だ。

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