猛虎のルーキーは佐藤輝だけじゃない! 4日のヤクルト戦(神宮)で11―5と快勝した阪神のドラフト6位ルーキー・中野拓夢内野手(24)が、うれしいプロ初アーチをマークした。1点リードの8回一死二塁で迎えた第4打席。ヤクルト3番手・坂本の内角高めの144キロを力負けすることなく、右翼席へと叩き込んだ。

「最高の結果になってくれて本当に良かったです」と記念すべきプロ初アーチは、チームにとっても貴重なダメ押し2ランに。矢野監督も「見逃せばボールだろうけど、1点(取ってくれたら)と思っていたところで、2点取れた。ハマればああいうこともあり得る選手。キャンプからバッティングはずっといいので」と24歳の新鋭をベタ褒めした。

 試合後は、無観客ながら中継局のヒーローインタビューにも呼ばれ「親に贈りたいと思います」と、手元に帰ってきた初アーチの記念球を手に会心の笑みを振りまいた。