西武は9日、ショーン・ノリン投手(30)が近く米国へ帰国すると発表した。

 貴重な先発左腕として期待されたノリンは、来日1年目の今季、登板わずか5試合にとどまり1勝2敗、防御率6・75に終わった。

 9月26日の楽天戦途中に左肩に強い張りを訴え、わずか8球で緊急降板後、調整を続けながらフェニックス・リーグの参加メンバーにも選ばれていたが、シーズン終了のタイミングに合わせて帰国が決まった。

 ノリンは「今シーズンは、有観客試合が実現できるかわからない中、ファンを球場で見られたのは(自分にとって)素晴らしい出来事でした。もしチャンスがありましたら、来シーズンはクライマックスシリーズに出場できるため勝利に貢献したいと思います。自分の真の投球を見せられたらと思っています。自分が出場した試合は少なかったですが、応援してくださったファンへ感謝したいと思います。ライオンズファンはベスト!」と球団を通してコメントを出した。

 来季の契約については未定となっている。