阪神・近本の止まらない〝青木化〟 長打力UPでメジャー関係者も高評価!

2020年11月04日 06時15分

「2年目のジンクス」を吹き飛ばした阪神・近本(顔写真はヤクルト・青木)

 まだまだ進化は続く。阪神では初となる入団から2年連続の30盗塁を達成し、2年連続盗塁王も見えてきた近本光司外野手(26)がライバル球団の関係者から「最近、打つ方でヤクルトの青木に似てきたね」と、もっぱらだ。

 メジャーでもレギュラーを張った青木はプロ入り時にヤクルトで1番打者として頭角を現した。2005年にはイチロー以来となる史上2人目のシーズン200安打を達成。06年は41盗塁で盗塁王にも輝いた。俊足巧打でプロの礎を築くと長打にも磨きをかけ、06年から5年連続で2桁本塁打をマーク。メジャー挑戦前には4番も任されるなど、中長距離打者に変貌を遂げた。

 そんな青木を米球界挑戦前から知るメジャー関係者も、近本の将来像を〝青木タイプ〟と診断する。171センチの近本、青木が175センチとプロでは小柄な部類の2人だが、打撃での体の使い方に共通点があるという。

「常にしっかりと下半身を使ってスイングをしている点。日本の1番タイプはどうしても『当て逃げ』のような形で振る打者が多いけど、青木は若いころから下半身主導のスイングでボールにコンタクトしていたから、年々打球にも強さが出て、それが長打率とか、本塁打数にも出ていた。近本も、いずれ打率だけでなく長打も期待されるような選手になると思う」

 数字の成長曲線も着実に青木のそれをトレースしている。1年目の昨年と比べ、近本は出塁率3割1分3厘から3割4分台、三振数が110→60と選球眼にも磨きをかけつつ、長打率が3割7分5厘→4割超と大幅に進化。115試合で9本塁打、42打点、20二塁打の各項目は、早くも昨年の142試合出場の数字に到達している。3日現在で打率2割9分5厘と、初の3割達成も視界に入ってきた。

 好成績を残した昨季に続き、2年目のジンクスもはね返した近本が順調に青木級の進化を続けていけば、近い将来、猛虎打線の中軸を担うことになりそうだ。