阪神は25日の巨人戦(東京ドーム)終了後、東京都内のホテルでスカウト会議を開催。矢野監督、揚塩球団社長、畑山アマ統括らが参加し、翌26日に控えたドラフト会議へ向け、意見交換をした。

 会議終了後、オンライン取材に対応した矢野監督は「他球団との兼ね合いや、縁が絡むのがドラフト会議。いいご縁があればいい」と語った上で、注目の1位指名選手については「楽しみがある方が面白いやん」とし、特定の選手の名を公言することは最後までなかった。

 1位指名の最有力候補とされる、プロ注目のスラッガー、近大・佐藤についての質問も飛んだが「評判通りのパワーや身体能力を感じた。スケール感があり、毎年ゴロゴロ出てくるような選手ではない。魅力は感じています」と語るにとどめた。

 他球団との競合が発生した場合、矢野監督自身がくじ引きに打って出るかも「まだ決めていない。くじを引きたいというよりは『(チームとして)当てたい』よね。特にゲン担ぎのようなことはしない」とした。

 矢野監督と言えばシーズン中は必勝を期したゲン担ぎとして赤いパンツを勝負下着として着用していることが有名だが「赤パン? 履いてないわ!」と報道陣の〝下着チェック〟を一蹴。あくまで自然体を貫いた形で、運命の日を迎える姿勢を強調した。