西武の新外国人右腕・ギャレットはシュリッターの再来か

2020年06月29日 17時14分

リード・ギャレット投手

 西武の新外国人右腕リード・ギャレット投手(27=前レンジャーズ3A)が開幕9試合を終え期待通り「勝利の方程式」に収まっている。

 ここまで中継ぎで5試合(5回)に登板し、1勝3ホールド、防御率1・80のストロングスタートを決めたギャレット。最速157キロの速球とパワースライダー、豊田投手コーチ直伝のフォークを武器にここまで計5回で7奪三振。奪三振率は12・60と高く、来日初勝利を挙げた26日のソフトバンク戦では3―4の8回に4番手としてリリーフマウンドに上がると長谷川、上林、松田宣を三者連続三振斬り。守りから攻撃のリズムをつくり、その裏、木村の決勝満塁弾を呼び込んだ。

 辻監督は後半3試合を全て逆転勝利で飾ったソフトバンク6連戦を振り返り「ギャレットがここ3試合で自信をつけてくれた。平井も増田も安定しているし非常にいいと思います」と近年にないブルペン陣の充実ぶりにV3への手応えを感じ始めている。

 ギャレットは当初「自分はアグレッシブにゾーンを攻めてゴロアウトを取るタイプの投手」と自らを称していたが、登板5試合のデータを見るとゴロアウトはわずかに2。逆にフライアウト6、奪三振7と日本ではフライボールを打たせるパワー投手型の傾向が表れている。

 昨年、ニールが現れるまで西武では外国人投手の氷河期が続いていたが、その中でも2017年に在籍していたブライアン・シュリッター投手(34=現アスレチックスマイナー)は開幕から11試合(11回)連続無失点登板を続け、64試合で1勝5敗32ホールド、防御率2・83と数少ない成功を収めた例となっている。

 ギャレットがそのシュリッターを超えV3の使者となれるか。今後に期待が高まっている。