6月開幕へ プロ野球界が気にする“自粛警察”の動向

2020年05月13日 16時30分

DeNAの南場オーナー

 6月中旬から下旬の開幕を目指しているプロ野球界が“自粛警察”の動向を気にかけている。

 12日には臨時オーナー会議がオンライン形式で行われ、議長を務めたDeNA・南場オーナーは開幕日について「スタッフら関係者らの安全と健康の確保等のやり方がしっかりと定まるかどうかということと、世の中の感染状況がどのように推移していくかを両方見ながら決定していく」と説明。さらに「緊急事態宣言が解除されれば、すみやかに(開幕への)準備をしたい。プロ野球だけ浮かれているという状況にはならないという点でも一致している」と慎重な姿勢ものぞかせた。

 最短で6月19日の開幕を想定しているものの、現状ではまだゴーサインを出せずにいる。球界内からは「開幕に踏み切れるか否かのカギを握るのは、誰が見ても完璧に近い“ノークレーム・ガイドライン”の作成」との意見が強まっており、こんな見解も出ている。

「プロ野球開幕に反対するような、いわゆる“自粛警察”からの反発の声は、あちらこちらから各球団に向けられている。おそらく開幕を決めれば『なぜ、こんな時にやるんだ』という批判はどうしても出てくるだろう。ある程度は覚悟しなければいけないが、そういう風潮を極力抑えられるよう、非の打ちどころのないぐらいの感染対策をガイドラインとしてまとめ上げなければいけない」

 NPBの斉藤コミッショナーも作成中のガイドラインについて「さらにブラッシュアップさせていく」と明言。「プロ野球はかつてない危機的とも言える状況であり、球団経営にとっても非常に大きな問題」(南場議長)だけに、22日の代表者会議で何とか開幕日を確定させたいところだが…。