中日・阿部 根尾に勝った男として評価がうなぎ上り

2019年11月29日 16時30分

チーム内評価がうなぎ上りの阿部

 中日・阿部寿樹内野手(29)のチーム内評価がうなぎ上りだ。今季は4年目にして初の開幕スタメン出場を果たすと、すべてキャリアハイとなる129試合出場、130安打、7本塁打、59打点と大ブレーク。規定打席にも初めて到達し、リーグ10位となる打率2割9分1厘の好成績を残した。

 28日はナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、今季の950万円から約3倍となる年俸3000万円でサインした。正二塁手として定着しながら、それでも阿部は「1年間一軍にいたこともなかった。本当にいい経験をさせてもらった。年も年ですし、今年ダメだったら終わると思っていた。僕自身はレギュラーを取ったとは思っていない。競争意識を持ちながらやりたい」と気を引き締めている。

 そんな阿部はチーム内では“根尾に勝った男”として一目も二目も置かれている。開幕前は注目の黄金ルーキー・根尾が京田から遊撃を奪えば、二塁には堂上のほか、京田のコンバート案まであった。しかし、ふたを開ければ、阿部は守備指標で有名なUZR(アルティメット・ゾーン・レーティング)の二塁部門でリーグトップを誇る活躍を見せた。

 チーム関係者は「阿部の打棒も魅力だけど、守備でも安定感がすごくある。菊池涼(広島)のUZRを上回っているし、今年ゴールデン・グラブ賞を受賞してもおかしくなかった。来季に向けて根尾が外野の守備に取り組んでいるけど、根尾が二塁をやってもよかったわけだし、実質、阿部が根尾の内野での出番をなくしたようなもの」と指摘する。

 来季に向けて「(現在約12%の)体脂肪を増やさずに筋量を増やしたい。目標は1年間試合に出続けたい。チームとしては優勝を、それを個人的にも経験したいので力になりたい」と殊勝に話す阿部の期待度は高まるばかりだ。

(年俸は推定)