エンゼルスの大谷翔平投手(27)は2日(日本時間3日)の敵地ニューヨークでのヤンキースとのダブルヘッダー第2試合に「2番・DH」でスタメン出場し、3打数無安打、1四球だった。打率2割4分4厘。ダブルヘッダーで第1試合を「投手」で先発し、第2試合は「野手」でスタメン出場するのは1945年9月2日のフィリーズのジミー・フォックス以来、77年ぶりの快挙だ。チームは1―2で逆転負けして、今季最長の8連敗となった。

 ダブルヘッダーで2試合連続出場するか注目されていたが、第2試合のスタメンが発表されると日米の報道陣は一斉に驚いた。マドン監督は「彼と話すと出たい」ということだったと説明した。

 相手先発は昨年6月29日のヤンキー・スジアムで対戦し、2打席連続本塁打を放った右腕タイヨン。カウント1―1からの3球目、外角低めのチェンジアップをフルスイング。角度31度、打球速度103・8マイル(約167キロ)で高々と上がると中堅後方へ一直線。観客席から悲鳴が上がるなか、中堅ヒックスはフェンス手前で捕球。飛距離400フィート(約122メートル)で他球場なら柵越えしていた。5月31日(同1日)の初回、ジャッジの本塁打キャッチの記憶がよみがえった。

 4回一死無走者はカウント2―2から外角低めのカーブに空振り三振。初球からスライダー、直球、カーブ、カッターと球種と球速を変えて攻められたことが効いた。

 タイヨンがパーフェクト投球を続けていた7回一死無走者はカウント1―1から95・4マイル(約154キロ)の高め直球を逆らわずにはじき返した。中堅へ抜けるかと思われたが遊撃手カイナーファレファが好捕。トップスピードで駆け抜けるも間一髪でアウトだった。

 8回は先頭ウォルシュが遊撃手のグラブをはじく左前へ転がる二塁打で出塁。大記録を阻止すると、二死後にスズキが左前に先制適時打を放ち、1点を先制した。

 1―2と逆転された9回二死無走者は2番手の右腕ホームズと対戦。100マイル(約161キロ)前後のシンカーで攻められるもファウルで粘って四球で出塁。続く、トラウト、ウオルシュが連続死球で満塁とするも5番レンヒーフォが遊ゴロに倒れ万事休す。敵地で屈辱の3連戦3連敗。3日(同4日)からの敵地フィリーズ3連戦はバットで悔しさを晴らしてみせる。