エンゼルスの大谷翔平投手(27)は26日(日本時間27日)に本拠地アナハイムでのブルージェイズ戦に「3番・投手兼DH」で先発し、ライバル・ゲレロに初アーチを許すなど6回を投げて2被弾を含む6安打5失点、10三振1四球で今季3敗目(3勝)を喫した。打者24人に93球。防御率3・45。打者では2打数無安打1打点、1四球だった。打率2割4分9厘。チームは3―6で敗れた。

 昨季ア・リーグのMVPと本塁打王を争ったライバルに痛恨の初被弾だ。2―4の6回先頭でゲレロとこの日、3度目の対決。カウント1―1からの3球目、外角に甘く入ったカーブをフルスイングされた。左翼に高々と舞い上がった白球はエンゼルスファンの悲鳴が交錯するなか左翼ポールを直撃した。打球速度94・5マイル(約152キロ)で、飛距離350フィート(約107メートル)だった。ベンチに戻るとゲレロは表情を崩した。

 初回、スプリンガーに先頭打者弾を被弾。フルカウントからファウルで2球粘られ、96・8マイル(約156キロ)の外角直球を中堅席へ運ばれた。3回は先頭グリエルを四球で歩かせると1番スプリンガー、続くエスピナルに連打を浴びて2点目を失った。3番ゲレロは変化球狙いの裏をかいて96・9マイル(約156キロ)の真ん中低め直球で見逃し三振。ピンチを切り抜けたと思えたが、4番ビシェットに1ストライクからの2球目、真ん中に入ったスライダーを捉えられて左中間二塁打。2者が生還した。

 前回登板18日(同19日)のレンジャーズ戦では2球しか投げなかったスプリットは15球投げ、空振りを7奪った。2桁三振(10三振)は今季3度目。それでも今季2度目の5失点、自身3度目の複数被弾を喫したのはスプリット以外の球種、スライダー、カーブが甘く入ったからだ。打たれたボールはなぜか曲がりが小さかった。

 それに加え、試合後、初回に異変が生じていたことが分かった。18日に最速100・8マイル(約162・2キロ)で平均98・6マイル(158・6キロ)を記録した直球が、この日は最速97・6マイル(約157キロ)で平均95・6マイル(約153・8キロ)と、最速、平均ともに約5キロの大幅ダウンしていた。地元紙オレンジ・カウンティー・レジスターのジェフ・フレッチャー記者は自身のツイッターに「大谷は初回に背部に張りを感じたと語った」と投稿した。

 一方、打者では左腕・柳賢振と初対決。初回一死一塁は四球を選び、1―4の3回一死一、三塁は二ゴロで打点1。5回二死無走者はカウント2―2から外角低めのチェンジアップに空振り三振だった。8回の打席でウォードを代打に送られた。

 28日(同29日)の相手先発は花巻東の先輩、菊地雄星(30)の予定。背部の張りが軽症で、対決が実現することを祈るばかりだ。