エンゼルスの大谷翔平投手(27)の人気のすごさを再確認したのは10日(日本時間11日)の本拠地アナハイムでのレイズ戦の試合前だった。昨年のア・リーグMVP受賞を記念して、来場者先着2万5000人に「大谷MVP首振り人形」が配布されるとあって、開場前のエンゼル・スタジアムにはファンの長蛇の列ができた。人形を手にするや、一様に笑顔。すぐに開封する人もいれば、そのまま大事そうに抱える人など様々だった。

 グラウンドで行われたMVPセレモニーにスタンディングオベーションと「MVPコール」で迎えられると、フラッシュが光りまくり、携帯が一斉に向けられた。ア・リーグMVPに始まり、獲得した11冠が読み上げられるたびに大歓声。モレノ・オーナーからMVPの盾を手渡されると再び、大「MVPコール」に包まれた。大谷は帽子を取って会釈してファンへ感謝の気持ちを伝えた。ここで歓声のボルテージはMAXに達した。

 しかし、大谷狂騒曲はこれで終わりではなかった。セレモニー後、球場内のショーケースに盾やトロフィーが展示されるや目ざといファンが殺到。大谷が受賞したタイトル数にあらためて驚くと同時に、早くも記念撮影スポットになっていた。

 この日の観客は3万9313人とわずかに今季7度目の4万人に届かなかったが、同じ火曜日に開催した4月12日のマーリンズ戦の1万6132人、同26日のガーディアンズ戦の2万2551人と比べると一目瞭然。大谷のMVP受賞を祝福したいファンがそれだけ多いということだ。