カブス・鈴木誠也外野手(27)は10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦に9回から代打で途中出場し、1打数1安打だった。打率は2割5部5厘、OPS(出塁率+長打率)は.845となっている。
当初のスタメン発表時には「2番・DH」でラインアップ。だが前日に右足首を痛めていたことも考慮され、試合開始75分前に急遽先発メンバーから外れた。それでも2点を追う9回二死から1番・オルテガに代わって打席に立ち、パドレス守護神の左腕ロジャーズに追い込まれながらも内角低めの93マイル(約151キロ)の内角低めシンカーを強振。鮮やかに中前へ弾き返し、MLB移籍後初の代打安打で反撃のきっかけを作ると代走を送られてベンチへ下がった。しかしながらチームは加点して1点差に迫るも一歩及ばず、4―5で逃げ切られた。
試合後のロス監督は鈴木について「右足首にまだ痛みがあった。大事を取った」と説明した。
一方でこの日、チームは敗れたことで借金9に膨らんだ。直近10試合で2勝8敗と苦しい戦いが続いており、ナ・リーグ中地区4位に沈んでいる。米紙「ボストン・ヘラルド」は同日配信の電子版記事で「ニック・マドリガル、マイケル・ハーモシーヨが負傷者リスト入り、セイヤ・スズキもシカゴ・カブスのラインアップから外れる」と題し、この日のパドレス戦先発メンバーの模様も含めカブスの厳しい現状を分析。正二塁手のマドリガルが腰の張り、外野手のハーモシーヨは左大腿四頭筋を痛めて負傷者リスト(IL)入りし「カブスは現在、ILに12人の選手が名を連ねてしまっている」とリポートしている。
その上で同紙は4月の快進撃を支えてきた鈴木も万全の状態でないことから「とにかく今のカブスはケガ人が続出し過ぎている」と指摘し、チームが低空飛行を続ける大きな要因として〝野戦病院化〟をクローズアップした。
鈴木が右足首の状態を回復させ、打棒再爆発でチームの窮地を救えるか。多くの現地ファンも、そのシナリオを待ち望んでいる。












