レッドソックスの地元ボストンの主要2紙が異例の対応だ。敵ながらあっぱれとばかりに大谷を称賛する記事を掲載した。ボストン・グローブ紙はスポーツセクションの1面で「Welcome to the Sho」という見出しで、「オオタニはマウンドでまばゆい光を放ち、打撃でも(まばゆい光を)まき散らした」と伝えた。投げ合った42歳の左腕リッチ・ヒルの「彼はメジャーで最高の選手。それはほぼ全員が同意できる。我々が見ているのは100年間見ることができなかったことで、今後100年間見ることができないかもしれない。感謝すべき」とのコメントを紹介した。

 ボストン・ヘラルド紙の見出しは「オオタニがフェンウェイで歴史を作る」で、二刀流スターが7回無失点、2安打で輝きを放った、などと紹介。「大谷は期待以上だった。昨年、ア・リーグMVPとして46本塁打の大谷はフェンウェイを訪れた投手の中で最近の記憶の中では最高な投球の一つを見せた。11三振を奪い、29の空振りとミスを奪い、99球投げて81球がストライクだった。彼はフェンウェイ・パークを訪れた相手チームの投手として、7回無失点で少なくとも10三振奪い、無四球の史上4人目の投手となった」と絶賛した。

 相手チームに厳しいボストンメディアも拍手するしかなかった。