カブスの鈴木誠也外野手(27)は12日(日本時間13日)に敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦に「5番・右翼」で先発出場し、5回に2号、7回に3号とメジャー移籍後初の2打席連続アーチを放ち、4打数2安打2打点。チームは2―1で勝った。パイレーツの筒香嘉智外野手(30)は4打数無安打だった。

 一発目は0―0の5回先頭で飛び出した。マウンドは相手先発の左腕キンタナだ。フルカウントからの6球目、真ん中高めの90・8マイル(約146キロ)の直球を引っ張ることなく、バットをこすり上げた。角度29度で右中間に上がった打球はそのまま観客席に飛び込んだ。

 2試合連続の一発は打球速度103マイル(約166キロ)で飛距離は397フィート(約121メートル)の貴重な先制ソロだ。開幕から連続安打を4に伸ばした。

 衝撃はこれで終わりではなかった。1―0の7回先頭では2番手の左腕バンダを捉えた。1ストライクからの2球目、内角高めの92・6マイル(約149キロ)の直球を豪快に振り切った。31度で打ち出した打球を左翼手がフェンス際でジャンプしたが、そのまま舞い落ちた。打球速度102マイル(約164キロ)で飛距離398フィート(約121メートル)だった。メジャー初のマルチ安打が2発とは凄すぎる。この時点で3本塁打と8打点はメジャートップタイだ。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者のツイッターによるとカブスでは1900年以降、新人の4試合で3本塁打は史上4人目の快挙だ。

 2回無死一塁は平凡な右飛。9回先頭は空振り三振だった。

 前評判が高いとはいえなかったカブスだが開幕から3勝1敗。間違いなく立役者は鈴木だ。ここからさらにギアを上げていく。