【アリゾナ州テンピ発】エンゼルスの大谷翔平投手(27)は22日(日本時間23日)に本拠地でのロッキーズとのオープン戦に「1番・DH」で出場し、3打数無安打1打点。チームは7―4で勝った。
注目されたのは打順。マドン監督が19日(同20日)のダイヤモンドバックス戦の試合後に明かしていた1番大谷、2番トラウトの超攻撃型打線を早くも試した。2020年9月2日以来、2度目。3番にレンドンが座り、破壊力はメジャーでもトップクラスだ。
相手先発はメジャー通算40勝の左腕フリーランド。メジャーデビューした2017年に11勝、翌18年には17勝をマークしている。初回先頭はカウント2―2からの6球目、外角のボールを引っ掛け二ゴロだった。
2打席目は3回無死満塁の絶好のチャンス。ディアボロ・スタジアムの興奮はMAXに達した。カウント1―2からの4球目、外角低めに合わせたが力ないゴロが二塁ベース前へ。正面で捕球した二塁手のロジャースがベースに入った遊撃手のイグレシアスにトスしたが、タイミングがずれて悪送球。大谷に今年初打点が記録された。続く、トラウトが右翼に犠飛。さらにレンドンがライナーで左前に落として3点を奪った。いきなり効果を発揮した格好だ。
3打席目は2番手の右腕と対戦して一ゴロに倒れた。6回に代打を送られて退いた。
打者としてのオープン戦2試合目は不発に終わったが、この日の中継で大谷とエンゼルスにとって朗報が流れた。米大リーグ機構(MLB)が選手会と「大谷ルール」で合意したと報じた。先発投手がDHを解除して打順に入った場合、降板後にDHとして出場できるというもの。昨年のオールスター戦で投打二刀流の同時出場を実現するために認められた特別ルールだ。
大谷はオールスター戦に1番・DHで先発投手として出場。初回に先頭打者で打席に入り、その裏に登板して1回無失点で降板。そのままDHとして出場し、3回の打席に立った。今季からナ・リーグでもDH制が採用されることに合わせたのだろうが、もちろん、決定事項ではない。マドン監督は「ここまでニュースになっているから、ほぼ決まりだと思いたいね。僕らにとってはワンダフルなニュース。大谷しか使えないルールと言われるかもしれないけれど、彼の能力が得た、しかるべきこととも言えるよね、彼が真の二刀流だから、このルールは腑に落ちる」と期待を寄せた。もし、認められれば大谷にとっては間違いなくプラスだ。“大谷ルール”は公式戦でも実現するのか。来週行われる30球団のオーナーによる投票を経て正式決定となる。












