打者・大谷翔平はエイリアンだ! メジャー投球アナリストは「敬遠」を進言

2022年01月11日 11時42分

誰も止められない(ロイター)
誰も止められない(ロイター)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)はエイリアンだ! 投球データ分析サービス「コーディファイ・ベースボール」の創立者マイケル・フィッシャー氏がMLBや米スポーツ専門局ESPNで投球アナリストを務め、〝ピッチング・ニンジャ〟の愛称で知られるロブ・フリードマン氏の公式ユーチューブチャンネルで対談して衝撃発言した。打者・大谷は「宇宙人的運動能力の持ち主」で、「攻略法はほぼない」と白旗を揚げたのだ。〝エイリアン・オオタニ〟の凄さとは――。

「コーディファイ・ベースボール」は2014年ごろに右腕ダン・ストレイリーへの情報提供をきっかけにスタート。現在では個人に特化した新しい投球データ分析と対戦打者の攻略法などを提供している。同社の公式サイトには20年にア・リーグのサイ・ヤング賞に選出されたシェーン・ビーバー(ガーディアンズ)、20年にノーヒッターを達成したルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、21年に38セーブでア・リーグのセーブ王に輝いたリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)ら44人(捕手3人)の顔写真が掲載されている。

 ヘンドリックスは同社のSNSで「マイケル・フィッシャーが僕のキャリア復活を助けてくれたおかげで、打たれることを心配することより、アウトを取る機会が増えたよ」と感謝している。

 フィッシャー氏は対談の中で「打者としての大谷とどう対戦すべきかをアドバイスしなければならないが、実を言うとどうしていいかまだわかっていない。この1年、クライアントの投手らと、大谷との対戦プランニングに特別時間を費やしたが、好調時の大谷には役に立たなかった」とお手上げだったと告白。導き出した結論は「大谷が好調の時、一塁が空いているなら歩かせたほうがいい」だった。

 実際、契約している投手は昨年、次々と被弾した。左腕ではアスレチックスのルサルド、エンゼルスからヤンキースに移籍したヒーニー、右腕ではヘンドリックス、マリナーズのセワルド、ヤンキースのタイヨン(2打席連続)と5人で計6発献上している。

 タイヨンは6月29日の対戦で、2打席目に開幕から打てていなかった外角低めのチェンジアップを右中間に運ばれ、3打席目は弱点と分析していた内角高めの95マイル(約153キロ)の直球を弾丸ライナーで右翼席前列に叩き込まれた。

 フィッシャー氏は「スローで見てみると、まるで宇宙人のような動きをしているんだ。ボールがかなりプレートから離れていて、彼のバットは後ろにあったはずなのに、どうやって体を回転させて(バットを)そこに持っていったのか。予想不可能なエイリアンの運動能力だね」と驚嘆した。

 フリードマン氏も「目線の高さのボールから、足首に落ちるボールまで打ってしまう。本当にそれはエイリアンのようだ」と同調した。5月17日のインディアンス戦で放った13号3ランは大谷の肩の高さ、地上から1・28メートルの完全なボール球を捉えての一発。7月18日にセワルドから放った34号はヒザから下に落ちるカーブを豪快にすくい上げて右中間に運んだ。

 フィッシャー氏は取材に「クライアントの投手全員が大谷について聞いてくるよ。内容はわずかだったり、たくさんだったり選手による」と回答。さらに「私はよく大谷についてツイートするけど、いつも多くの良い反応がある」ことも明かした。

 昨季の大谷は打者で138安打、46本塁打、100打点、26盗塁、投手で9勝2敗、防御率3・18、156奪三振と歴史的なシーズンを送ったが、今季はさらに高みを目指している。フィッシャー氏は攻略法を発見できるのか注目だ。

【投手・大谷はどうか?】
フィッシャー氏は「スプリットが(投手としての)能力を表している。誰もスプリットを打っていない。もっと投げるべき」と提言した。大谷のスプリットは昨季、127打数11安打で被打率8分7厘。空振り率48.5%で77三振奪っている。フリードマン氏も「私にとって大谷は打者よりも投手。人々は、大谷のすごさをまだ知らないと思う。彼の投手としての能力は、まだ全然てっぺんまで行っていない」とマウンドでもエイリアンを期待した。

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