エンゼルスの大谷翔平投手(27)は28日(日本時間29日)に本拠地アナハイムでのロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、4回に2試合連続の37号逆転3ランを放った。初回には右前打を放っており、マルチ安打は今季29度目だ。
エンゼル・スタジアムが大歓声に包まれた。1―3の4回二死一、二塁。カウント2―1からの4球目、外角に甘く入った直球を113・1マイル(約182キロ)の弾丸ライナーで右翼席に運んだ。37号逆転3ラン。2試合連発は今季7度目。飛距離は388フィート(約118メートル)だった。
これで本塁打王争い2位のブルージェイズのゲレロと5本差とリードを広げて独走状態。また、打点も81に伸ばして、トップのレッドソックスのディバースに1点差に詰め寄った。2冠王も現実味を帯びてきた。
2点を追う初回一死無走者でマウンドはメジャー初先発の新人左腕ギルブレス。初球、外角低めの82マイル(約132キロ)のスライダーを引っ張ると強いゴロは狭い大谷シフトを破って右前に抜けた。5試合連続安打で打率2割7分9厘となった。次打者ゴスリンの四球で二進。二死後、5番イグレシアスの左前打でホームを踏んだ。
3回先頭は2番手の右腕サントスと対戦。四球で歩くと観客席からブーイングが上がった。