エンゼルス・大谷翔平がメジャー自己新の5勝目をマーク 米初のシーズン100奪三振到達

2021年07月27日 14時16分

自己新となる5勝目を挙げた大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は26日(日本時間27日)に本拠地アナハイムでのロッキーズ戦に今季12度目のリアル二刀流となる「2番・投手」で先発登板し、メジャー自己最多の5勝目(1敗)をマークし、米移籍後初のシーズン100三振に到達した。

 7回を1被弾を含む5安打1失点、5三振1死球だった。打者27人に99球。防御率3・04。打者では初回に右前に先制適時打を放ち、4打数1安打2三振。打率2割7分7厘。自己最多を更新する14個目の盗塁を決めた。チームは6―2で勝って再び貯金1とした。

 初回無死一塁で相手先発は右腕マルケス。カウント1―1からの3球目、チェンジアップが高めに抜けて暴投。一走フレッチャーは二塁へ進んだ。カウント3―1からの5球目、外角低めのシンカーにバットを折られるもゴロは二遊間を破って右前に転がる先制適時打となった。一死後、ウォルシュの2球目に二盗に成功。シーズン14盗塁は自己最多を更新した。さらに右前適時打で2点目のホームを踏んだ。

 初回から投げて、打って、走っての「SHO TIME」。エンゼルスによれば、エンゼルスの投手が盗塁に成功したのは2001年6月8日の敵地ドジャース戦でのイスマエル・バルデス以来。本拠地では1972年10月4日のアスレチックス戦でのノーラン・ライアン以来、49年ぶり。さらにア・リーグの球場で投手が安打+打点+盗塁を記録するのは1970年4月26日のタイガース戦でのツインズのルイス・ティアント以来、実に51年ぶりだった。
 
 3回先頭はナックルカーブで空振り三振。5回二死無走者は二ゴロ。2番手の左腕ボーデンと対戦した7回一死無走者は空振り三振。

 投手としては制球が良かった。4回は死球と安打で二死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、7番ジョーをスライダーで一飛。5回に9番の左打者ヌネスに甘いスライダーを右翼席ギリギリに運ばれて1点差とされるも、4番ストーリーから始まった6回は左飛、三直、空振り三振で三者凡退。

 最後のイニングとなった7回は先頭ジョーは全て変化球で攻めてフルカウントからの6球目、外角低めのスライダーで空振り三振。8番フェンテスはカッターで中飛。9番ヌネスにはギアをあげ、初球が99・3マイル(約159・8キロ)の直球を真ん中低めに決めると、スプリット、スライダーでカウント1―2からの4球目、この日最速の99・7マイル(約160・4キロ)の直球で空振り三振を奪うと雄たけびを上げた。これでメジャー移籍後初の100奪三振に到達した。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は自身のツイッターで「大谷は1シーズンで100三振以上、35本塁打以上をマークした最初のMLB選手」と伝えた。

 MAX160キロを投げて、先制適時打を放ち、盗塁を決めて、その上本塁に生還…。またしても漫画を超える活躍を見せた大谷。二刀流に不可能はないのか。

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