【ロサンゼルス16日(日本時間17日)発】さあ後半戦スタートだ。エンゼルスの大谷翔平投手(27)は本拠地でのマリナーズ戦に「2番・DH」でスタメンに名を連ねた。史上初となる「二刀流」として球宴出場を果たした余波、余韻があまりにも大きいからなのか、米スポーツサイト等では大谷関連の特集記事が後を絶たない。

 米ヤフースポーツがこの日掲載した記事は、betMGMが公開しているアメリカン・リーグMVPに関するオッズの異常なまでの動きだ。現時点で大谷とブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)の一騎打ちとなっていることに変わりはないものの、ゲレロが「+220」となっているのに対し、大谷が「マイナス350」という驚異的な倍率になっていると伝えた。

 この米国式のオッズはどのような配当となるのか。例えば「+200」なら、100ドルの賭けで200ドルの配当が得られることになり、大谷の「マイナス350」の場合は350ドル賭けなければ100ドルを得られないこと。

 振り返ると、大谷は開幕当時は「+1100」。5月に入ると「+500」、6月上旬に「+130」、同下旬には「+105」まで下がり、球宴後にはさらに低くなったという。

 ちなみに大谷、ゲレロに続く3番人気はレッドソックスのザンダー・ボガーツ遊撃手(28)で「+4000」。まさに異常な配当率になっており、いずれにしても現時点ではMVPに関して大谷に賭けるのは得策ではないということだ。