メジャーで今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」が9日(日本時間10日)に発表され、カブスのダルビッシュ有投手(34)が先発投手部門のファーストチームに選出された。今季は8勝(3敗)で日本人投手初の最多勝に輝き、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位に入った。

 ダルビッシュは自身のツイッターを更新し、「2020All―MLB 1st Teamに選ばれました MLB全体でのベストチームって言えばわかりやすいですかね。」「Thank you」と喜びを表した。

 ツインズの前田健太投手(32)はセカンドチームに選ばれた。移籍1年目でチーム最多に並ぶ6勝(1敗)をマーク。ア・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位に入った。

「オールMLBチーム」は昨年から始まり、第1回は日本人選手はノミネートされていなかった。野手はDHを含め各ポジション1人、先発投手は5人、救援投手は2人選ばれる。

 ファーストチームの先発部門にはナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたレッズからFAのトレバー・バウアー、ア・リーグのサイ・ヤング賞に選ばれたインディアンスのシェーン・ビーバー、メッツのジェイコブ・デグロム、ブレーブスのマックス・フリードが名を連ねた。

 野手部門は捕手がロイヤルズのサルバドール・ペレス、一塁手はブレーブスのフレディ・フリードマン、二塁手はヤンキースからFAのDJ・ラメーヒュー、三塁手はパドレスのマニー・マチャド、遊撃手はパドレスのフェルナンド・タティスが選出された。

 外野手はドジャースのムーキー・ベッツ、エンゼルスのマイク・トラウト、ナショナルズのファン・ソト。DHはブレーブスからFAのマルセル・オズナだった

 救援投手はレイズのニック・アンダーソンとアスレチックスからFAのリアム・ヘンドリックスが選ばれた。