【目撃】第104回全国高校野球選手権大会の第3日(8日)第2試合は、奈良・天理が山梨学院を2―1で破り、2回戦に進出した。7安打1失点118球を投げぬいたエース南沢に視線が集中したが、熱戦の中にはキラリと光るバックのプレーがあった。

 0―0の4回無死、山梨学院の先頭打者・岩田が、一塁側ファウルエリアに飛球を打ち上げた。これを天理の二塁手・藤森康淳(3年)が追いかけてジャンプ! カメラが驚きの瞬間を捉えたのはこの直後だ。

 甲子園特有の浜風でボールは大きく流されたのだが、藤森は空中で曲芸のように体勢を変化させてナイスキャッチ! その後は、しっかり着地まで決めるスーパープレーを見せてくれた。

(カメラ・北川智康)