大阪桐蔭もう一つの戦い 監督心配しベビースター作戦 

2014年08月25日 11時00分

西谷監督(中央)の巨漢ぶりは遠目にも目立つ

 第96回全国高校野球選手権大会第13日の24日、準決勝の第2試合で、2年ぶりの優勝を狙う大阪桐蔭(大阪)が、強打の敦賀気比(福井)に15―9で打ち勝ち、決勝進出を決めた。25日に三重(三重)と雌雄を決す。大会期間中も大阪・大東市の同校グラウンドで厳しい練習に打ち込んできたが、ナインには甲子園の頂点を見据えた上で“もう一つの取り組み”があった。

 

 

 大阪桐蔭は初回にいきなり5点を先制されるも、その裏、先頭の主将・中村(3年)のソロ本塁打で反撃開始。2回には峯本(3年)、4回には森(3年)がともに2ランを放つなど15点を奪って乱打戦を制した。


 大会期間中もハードな練習で決勝までたどり着いたが、ナインは西谷監督の“減量作戦”にも、こっそり取り組んできた。巨漢の西谷監督はスナック菓子の「ベビースターラーメン」が大好物。今大会前にはOBの阪神・藤浪からも差し入れがあり、大東市の同校グラウンドの教官室にはベビースターの「専用サーバー」が置かれている。昨年、藤浪からプレゼントされたもので、上からベビースターを大量に入れて下のツマミをひねると好きな量が出せる便利なマシンだ。


 これを西谷監督が愛用し、いつも“飲むように”食べていた。そんな姿に選手たちは「監督も僕らの前ではサラダしか食べなかったり、ダイエットに取り組んでいた。だから僕らも協力することにしました。僕らは普段あまり(教官室の)中に入れないのですが、たまに忍び込んでは監督が食べ過ぎないよう盗み食いし、バレない程度に量を減らしています。これからも続けていかないといけない」と、いたたまれない気持ちになっていた。


 ここまでやるのも「監督は125キロぐらいあるんですが、健康のことも考えて、もう少しやせてほしい。最近はノックも内野にしかしてくれないし…。もちろん、優勝を狙っている僕らとしては、胴上げの時に体を上げやすくしたかったというのもあります。府大会優勝の胴上げの時も、すごく重かった」(ある選手)。せめて100キロ前後まで落としてほしいという。


 大阪桐蔭は大会期間中も自校のグラウンドで連日汗を流しており、秘密の作戦も同時進行していたというわけ。地道な努力が実を結ぶか。