わいせつ行為の動画をネット上でライブ配信し、逮捕される事件が相次いでいる。容疑者らは売り上げ1000万~1億円超と荒稼ぎし、モザイクなしで性器を露出した女性は100人を超す。女性たちはなぜ、ネットで自分のセックスを見せることに抵抗がなかったのか? 取材を進めると、今どきの女性ならではの“それなりの理由”があった。
インターネット動画投稿サイト「FC2ライブ」でわいせつな行為を生中継したとして、埼玉県警は1日、公然わいせつ容疑で、和光市の無職梅林邦充容疑者(35)を再逮捕、東京都江戸川区の広告会社代表、見崎宣崇容疑者(46)と福岡市早良区の女子短大1年生(18)を逮捕した。
3月6日、福岡市博多区のマンスリーマンションで梅林容疑者と短大生の本番行為を有料でライブ配信した疑い。梅林容疑者は18歳に満たない女子高生を買春したとして6月に逮捕され、その後の取り調べで配信の実態が判明。見崎容疑者が出資して、配当を受け取っていることがわかった。
梅林容疑者は「2012年11月から150人くらいの女性と出演して1億円稼いだ。女性には稼ぎの30%を渡して、経費を引いた残りを2人で折半した」と供述。県警幹部は「視聴代金は1分で40円」と話す。
男2人は、同じエロ動画投稿サイトの閲覧者だったころに知り合った。“同好の友”というわけだ。女性らから「社長」「オーナー」と呼ばれていた見崎容疑者は、男優役の梅林容疑者が全国の女性の元へ出張する費用や、部屋を借りる家賃を捻出。「金を稼ぐためだった」と容疑を認めている。
出演する女性の確保は、スマートフォンの出会い系アプリや、出演者の女友達を呼んでもらったりしたという。驚くことに動画には女性の顔も映っていれば、性器も無修整。それを承知の上で、出演したというから驚かされる。いったいなぜノーカット版に出たのか?
「稼げるし、風俗よりリスクが少ないから」(風俗関係者)だという。
実は多数存在する配信業者の女性供給源は風俗店の風俗嬢がほとんど。
「女の子が待機中の間にチャットをやらせてと店に営業がかかる。金額は安い」(前同)。すずめの涙ほどでも収入が増えれば店も風俗嬢にもメリットがあるというわけ。
だが、今回の事件のように非業者の配信でセックスすると、稼ぎはハネ上がる。単純計算で1億円の3割が150人に渡ると、1人あたり20万円が短時間で手に入る。
「配信動画は画像として残せないシステムだから、身元がバレない。変な相手とヤルこともないし風俗の客のようにストーカー化する心配もない」(前同)
投稿サイトを舞台にした同様の事件は、6月に京都府警が動画配信中の現場に踏み込み「帽子君」と名乗っていた男を同容疑の現行犯で逮捕した。男は半年で3000万円を稼いでいた。多くの美人と交わったこの「帽子君」や、梅林容疑者も「二郎」と呼ばれて、視聴者の間では人気があったという。
「ウチと京都府警が同様の事件を同時期に扱ったのは偶然」(幹部)。警察庁から「取り締まり強化月間」のお達しが出ていたわけではない。それゆえに、ネット上には警察に目をつけられそうな配信者がまだたくさんいそうだ。












