ブラジルで、ロープなしで40メートルのバンジージャンプをさせられ、死亡した女子学生の事件が世界に衝撃を与えた。その女子学生は、落下後に発見された時には、まだ生きていたという。ブラジルの報道番組「ドミンゴ・エスペタクラール」が15日、報じた。
体育・スポーツマネジメントを学ぶ大学生だったマリア・エドゥアルダ・ロドリゲス・ジ・フレイタスさん(21)は13日、サンパウロ州近郊の廃橋「スケルトン・ブリッジ」で行われていた無許可のバンジージャンプに参加した。
SNS上で拡散された動画には、インストラクターがロープを装着するのを忘れたまま、マリアさんを橋の端まで運び、そのまま約40メートル下へ放り投げる様子が映っていた。ロープを装着していないことに気づいた別の人物が「みんな! みんな、ロープだ! おい! 神様!」と叫んでいる声も聞こえる。
事故当時、偶然その場にいた看護師のライザ・ジアスさんは、転落現場へ向かって必死に駆け下りたという。
ドミンゴ・エスペタクラールに対し、ジアスさんは「下り坂はとても急で、降りるためのロープは1本しかありませんでした。手は擦りむけてしまいました。辺りは泥だらけで、それでも私たちはどんどん下へ進みました。私が彼女のところに着いた時、彼女はまだ生きていました。私は彼女と話もしたんです。私はいつも冗談で『私の勤務中に死ぬ人はいない』と言う癖があります。だから私は、『ドゥダ(エドゥアルダの愛称)、私の勤務中に死ぬ人はいないからね』と声をかけました。もちろん、その時は勤務中ではありませんでしたが…」と話した。
ジアスさんによれば、マリアさんにはまだ呼吸があり、脈拍が確認できたという。しかし、救命措置もむなしく、最終的に死亡が確認された。
事故後、警察は無許可でバンジージャンプを運営していた関係者6人を逮捕。そのうち、現場から逃走した2人を含む3人が「未必の故意による殺人」の容疑で逮捕された。逃げた容疑者に関しては、警察がヘリコプターで上空から捜索し、森林地帯で身柄を確保したという。
容疑者らは「誰がロープを装着する担当だったのか覚えていない」と供述しているという。












