新日本プロレスの棚橋弘至が28日、岐阜産業会館大会で行われたデビュー15周年試合を飾った。

 同会場は岐阜出身の棚橋が高校生の時、初めてプロレスを観戦した地。棚橋はメーンで内藤哲也とタッグを組み、真壁刀義、本間朋晃組と対戦した。デビュー戦(1999年、10月)の相手・真壁から掟破りのドラゴンスクリューを浴びるも、すぐさま同技をやり返し反撃。最後は本間をハイフライフローで圧殺した。

 2009年9月に同会場で行われた10周年記念大会は、主役だったにもかかわらず眼窩底骨折の負傷により欠場。5年の月日を経て実現した地元凱旋メモリアルマッチを制した棚橋は、リング上で両親への感謝の言葉を述べるとともにファンに対し「15年分の感謝を込めて! 皆さん! 愛してま~す!」と絶叫した。

 もっとも棚橋にとってはここからが巻き返しの本番だ。「もう俺はG1見据えてますから。タッグに未練もあるけど、ここからは個人闘争。全方位に牙をむいていきますよ」と豪語。「G1クライマックス」(7月21日、札幌大会で開幕)に照準を合わせている。

 昨年10月にIWGPヘビー級王座戦線から撤退、今年1月にはインターコンチネンタル王座に就くも4月に王座陥落し短命に終わった。21日の大阪大会ではIWGPタッグ王座に挑戦失敗と、各主要タイトル戦線で苦戦が続いている。

 だがこのまま終わるエースではない。棚橋は「IWGPに戻りたい気持ちはあるけど、ふたをしてしまってるのでね。呪い、封印を優勝して解く。逸材復活ですよ」と、真夏の祭典からの逆襲という誓いを新たにしていた。