0―1の5回無死一塁で左中間席に運び、一塁走者の若月に続いてマレーロもダイヤモンドを一周して逆転かと思われたが、ホームベースを踏んでいないと中日側がアピール。一塁の吉本審判員がアウトを宣告した。若月の得点は認められ、マレーロの記録は三塁打。来日1号は“幻弾”となった。
その舞台裏では球団マスコットのバファローブルとバファローベルが球団から、おきゅうを据えられる一幕があった。マレーロが三塁を回った際、三塁ベンチ横からブル&ベルが祝福に飛び出したが、三塁線のライン近くまでハイタッチに行ったため、マレーロの進路が本塁手前でわずかに変わり、本塁ベースを踏む右足がズレてしまう形になったからだ。
裁定後、球団フロントがブルとベルに対し「インプレー中に入ってはいけない。ホームを踏んでからにしないといけない」などと厳重注意。球場関係者によると「ブルとベルは怒られて、へこんでいました」という。通常なら本塁打の際、ブル&ベルは一塁側から飛び出してホームイン後に祝福するが、たまたま5回終了時のダンスのため三塁側に待機し、思わずいつもと逆側から飛び出してしまったそうだ。
試合は2―2の延長10回、ロメロの2ランでオリックスがサヨナラ勝ちし、マレーロは「自分では踏んだつもりだった。少しズレた感覚はあった。こんなのは初めてだよ。自分のミスで勝ち越しにならずにがっかりしたけど、でもその後はチームが勝つ方向を向いて試合をした。勝つことが最終ゴールだからね」とにっこり。ブル&ベルもいつも通りの明るいパフォーマンスで勝利を喜んだ。
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