中日が令和に入って4度目の〝最下位危機〟を迎えている。5位のヤクルトが最終戦(8日・阪神戦)で勝つか引き分ければ、2年ぶりの最下位が決定することになる。

 中日は今季全日程を終えて60勝81敗2分けの勝率4割2分6厘。ヤクルトは1試合を残して60勝80敗2分けで、最終戦で敗れれば中日と同じ60勝81敗2分け、勝率4割2分6厘となる。セ・リーグの規定では、勝率、勝利数ともに並んだ場合は直接対決の対戦勝率が高い球団が上位となるため、ヤクルト戦で15勝9敗1分けと勝ち越しているドラゴンズが5位ということになる。

 中日は2022年から24年まで3年連続最下位となっており、今季もドベなら直近5年間で4度目の最下位となる。これには球団関係者の間からも「こんなに負けが続いているのは記憶にない」と嘆き節が出ている。

 成績不振の責任を取って井上一樹監督(55)は今季限りで辞任。球団サイドは現在、次期監督の選定作業に入っている。中日OBで侍ジャパン前監督の井端弘和氏(51)をはじめ、昨年まで巨人二軍監督を務め、現在はオイシックスCBOを務める桑田真澄氏(58)、ソフトバンク元監督の工藤公康氏(63)らが次期監督候補に浮上。さらにOBの間からは権藤博氏(87)を推す声も出ているが、近年例を見ない暗黒時代の真っただ中だけに、誰が指揮を執るにしてもチーム再建への道のりは厳しいものとなりそうだ。

 さまざまな臆測が流れている中、その一方で「(侍ジャパンを任された)井端監督は今の選手のこともわかっているし、チームの改革もスムーズにやれると思う」「桑田さんや工藤さんが監督になったら、中継ぎを整理して投手陣を建て直してくれるんじゃないか」「工藤さんは名古屋出身だし、すぐに受け入れられるよ」と新指揮官への期待感も大きい。皮肉なことではあるが、ここ最近のチーム成績がひどすぎることで、誰が監督になってもウエルカムムードで迎えられそうだ。