今季限りでの現役引退を発表した阪神・岩貞祐太投手(35)の引退試合が6日の広島戦(甲子園)で行われた。
試合前のセレモニーでは「現役最後のマウンドに立ちます。その時にもう一度みなさんの歓声を聞かせてください。よろしくお願いします」と呼びかけていた左腕。
2―1の7回に2番手で登板し、「ピッチャー岩貞」のアナウンスとともに登場曲「Dream」(平井大)が流れると大声援が送られた。
梅野とバッテリーを組んで末包を141キロの直球で空振り三振に仕留めると、スタンドからは爆音の岩貞コール。「投げ終わって、もう投げられないと思うと残念というか寂しい気持ちです」と振り返った。
最後は藤川監督と握手と抱擁を交わして降板。「お疲れさま、これからだよ」と声をかけられたといい、「野球でもプライベートでもずっとかわいがっていただいた先輩。今は選手と監督という関係ですが、最後は球児さんとボクとして接していただいたような感じもして。うれしかったです」としみじみ語った。
試合後は梅野からウイニングボールを手渡され、優勝セレモニーに参加。胴上げの後はゆっくりと場内を一周した。「大好きなタイガースファンの歓声を聞けて本当に幸せでした」と感謝。
引退を決めた理由についても改めて胸の内を明かした。「自分の思い描くボールは1、2年投げれていなかった。リリーフとして生きていくには『球速が必要』だと思ってウエートをはじめて、球速が上がって成績が出はじめて。その投球が全くできなくなったし、きょうも一生懸命腕振ってもあの球速だったので。納得しました」
タテジマ一筋13年。最後は思い出が詰まった聖地のグラウンドで虎党に別れを告げた。












