スペインが、2030年W杯の開催から撤退すべき条件を同国大物政治家が挙げた。

 2030年大会は、スペイン、ポルトガル、モロッコの共催で100周年記念として南米のウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも試合を行う。その中で決勝の開催を巡ってスペインとモロッコが競り合う状況となり、両国は一歩も引く気はない状況だ。国際サッカー連盟(FIFA)は「適切な時期に決定する」という立場を維持している。

 スペインメディア「エル・スペクテイター」などによると、スペインの最大野党・人民党のアルベルト・ヌニェス・フェイホオ氏は、同国のテレビ番組「エル・チリンギート」で30年W杯の決勝について「公正であり、適切であり、議論の余地のない場所、すなわちスペインで行われるべきだ」と主張。さらに「もしモロッコが決勝に行われるようなら、スペインは組織から脱退すべきだ」と強硬な姿勢を示した。

 スペインでは上下両院が解散され、29日に総選挙が行われる。今回の発言は支持を集める政治的な意味合いもありそうだ。