J1福岡の上島拓巳主将(29)が3日、塚原真也監督(41)の契約解除を受け、チーム再建への決意を示した。リーグ戦4連敗で最下位に転落する中、7日のホーム長崎戦を前に「諦めている選手は誰一人いない」と強調。主将としての責任を胸に、選手自身が変わる必要性を訴えた。

 上島は塚原監督との契約解除について、主将として指揮官との距離が近かっただけに「そこの責任っていうのは強いものを今回は感じます」と胸中を明かした。自身もケガによる離脱やピッチ上で十分に力を発揮できなかったことを悔やみ、「ここからはもう、それをしっかり取り返していけるように、結果で示していけるようにするしかない」と語った。

 さらに、塚原監督への思いをにじませ、「次の長崎戦で勝つことで、今回の決断だったりとか、彼が今までやってきたことが少しは報われる瞬間になるのかなと思います」と、勝利への強い思いを口にした。

 ここまでの戦いについては、開幕当初にチームが目指すサッカーの浸透を感じていたという。しかし、結果が出ない中で自信を失い、それを取り戻す難しさも痛感した。それでも「自分自身、まだまだ熱い炎が燃え盛っていますし、諦めている選手は誰一人いないと思う」と力説。「そういった炎をどうやってピッチで表現するかっていうのが、この先大事になってくる」と、チームの奮起を誓った。

 7日の長崎戦では村上佑介ヘッドコーチが暫定監督として指揮を執る。上島は「一つ、二つ意識を変えるだけでもチームって大きく変わるものだと僕は思っている」と話し、限られた準備期間でも改善は可能と強調した。守備では失点につながったクロスへの対応を課題に挙げるとともに、「より前に強く矢印を出して、攻撃につなげられるような守備」を目指す考えを示した。

 2024年に所属した横浜FMでもシーズン途中の監督交代を経験した。当時は戦い方を大きく変え、原点回帰に近い形で立て直しを図ったという。ただ、今回は同じ方法が通用するとは限らないとし、何より選手の意識改革が重要と強調。「自分たちで変えるっていうのは、もう僕は選手が変わるっていうことだと思っている」と言い切った。

 監督交代という大きな転機を迎えた福岡。上島は主将として、自らのプレーと結果でチームを変える覚悟だ。