日本代表MF久保建英(25=レアル・ソシエダード)が3日、北中米W杯で優勝したスペインとの〝比較論〟について力説した。

 2日に女優・福原遥との結婚を電撃発表して話題沸騰中の久保。国際親善大会キリンカップのニュージーランド戦(5日、NUFG国立)に向けた3日の練習後、結婚に関する質問にも応じて「僕の口から伝える義務とかないと思うけど、本当に今幸せというのを僕の口から言えればいいかなと思った」と語った。

 取材対応の中では、北中米W杯制覇など最強の呼び声が高いスペインに関する質問も飛び「どのポジションにも世界最最高レベルの選手がたくさんいて、他の国ならレギュラーで出られそうな選手も1試合も出られないみたいな。目指したい姿ではあるけど、そんな簡単ではない。単純に選手の質はまだまだ追いつけてないと思うので、日本人としても、今後に期待したいし、僕ももっともっと成長したい」と答えた。

 北中米W杯でブラジルに敗れてベスト32敗退となった日本との差をどのようにとらえているかには、このような見解だった。

「個人個人を見ていると、やれそうな気もしなくもないけど、一つひとつのプレーの質は高いし、プラスで根付いてきたサッカー文化も違ったりとか、内容も似たようなことやってても、それを突き詰める側とマネする側では、いつまでも追いつけないとは思う。何かをマネしてるうちは、オリジナルをコピーが超えることはないと思う。日本だけの武器を見つける上でマネしたりとか、取り入れていくのは素晴らしいが、マネはどうしてもオリジナルにはかなわない」

 その差はどこから生まれるのか。久保は明確な回答を持っていた。「単純に入試で言ったら倍率がケタ違いだし、あっち(スペイン)でサッカー選手になるのと、こっち(日本)でなるとでは倍率が違う。よく冗談でチームメイトに『俺が日本にいたらな』みたいな話をされて、今はそんなことないよと言えるけど、5年前とかは全然言い返せない自分もいたりとかして…。今でこそやっと日本もやっぱりサッカーで世界に認められて、すごく誇らしい気持ちはあるけど、まだやっぱり認められる側の国というのも事実。スペインは認める側の国。そこにも差があると感じる」

 では日本はどこで勝負すべきなのか。久保は「明らかにスペインとかほかの国と比べても勤勉さだったり、一つのことに取り組む姿勢だったり、気持ちの話は好きじゃないけど、最後まで諦めないだったりとか、一つひとつのプレーに全身全霊で臨むっていうのはほぼほぼどこの国も負けないと思うし、成長曲線は日本の方が他国より、急なのかなと思う。目に見えてないかもしれないけど、少しずつ確実に差は縮まっていると思う」との考えだ。

 そして日本代表の主力として、より多くの子供たちがサッカーに興味を持ってもらえるようなプレーや活動をしていくつもりだ。「日本は豊かな国なので、スペインとかに比べると日本は何にでもなれる。どうしてもサッカーである必要がない。そこは無理やりにでも僕たちが、サッカーの魅力を子供たちに伝えていくことが大事だと思う」。久保に憧れた子供が将来、日本をW杯優勝に導く日がやって来るかもしれない。