有識者の間でも意見が割れているようだ。
ジャーナリストの江川紹子氏が20日までにX(旧ツイッター)を更新。性加害で告訴されているサッカー日本代表MF伊東純也が告発女性2人に損害賠償を求める民事訴訟を起こした件に言及した。
伊東をめぐっては、週刊新潮が性加害で告訴されたと報道。これに対し、伊東側は虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に逆提出し、受理された。19日には虚偽告訴による不法行為で損害を受けたとして、女性2人に2億円超の損害賠償を求める訴えを起こした。
江川氏は「性の訴えが広く伝えられ、伊東選手にとって不利益な影響を発揮したのは『週刊新潮』が記事にしたからなのだが、その雑誌は訴えない、というのはいささか不可解」と私見。記事を掲載した週刊新潮が訴訟対象に含まれていないことに首を傾げた。
一方、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏は、女性のみにターゲットを絞った伊東側の戦略について、自身のXで「雑誌を訴えても『真実相当性』で逃げられる。よって女性を訴えるという戦略は有り」とつづっている。
伊東サイドの対応に警鐘を鳴らすのは紀藤正樹弁護士だ。Xで「メディアの取材源のみを訴える訴訟は典型的なスラップ類型の訴訟です」と指摘。続けて「事実を見抜くプロであるメディアが掲載しなければ表面化しなかった事案ですから市民だけを提訴する訴訟は取材源とメディアを分断させる戦略が見え隠れし今後の同種の市民活動を萎縮させる懸念があります」とし、「真実追及というなら、新潮側も合わせて訴えるのが筋で、取材源を守る立場である新潮の出方も、この訴訟では注目されます」としている。
事態は泥仕合の様相を呈している。












