中国を揶揄した〝エムバペ騒動〟がスペインサッカー界に深刻な影響を及ぼすと、同国メディア「Libertad Digtal」が伝えた。
スペイン1部レアル・マドリードのフランス代表FWキリアン・エムバペが中国の指導者である毛沢東を「独裁者」などと揶揄し、大騒動に発展している。エムバペは自身のSNSで謝罪。スペインリーグやRマドリードも公式謝罪したが、中国は同国内でRマドリードの試合中継を中止するなど、大きな波紋が広がっている。同メディアは「リーガ関係者は今後何が起こるかについて不安を抱いていることを認めている」という。
中国メーカーの「東鵬飲料」「蒙牛乳業」「ミルクグラウンド」はエムバペとのスポンサー契約を解除。契約金は年間700万ユーロ(約12億2000万円)で大きな損失といえる。またRマドリードはエムバペの肖像権を20%保有。同選手の収入が減るとクラブも減収となる。さらに世界グッズ販売の15%は中国からのもので、最も売れているのはエムバペのユニホームという。
同メディアは「エムバペの公式商品のボイコットを求める声はこの収入源を脅かしている」と指摘。Rマドリードの中国スポンサー「玲瓏(リンロン)タイヤ」「ロボロック」「ハイセンス」などは契約解除に至っていないが、今後の契約更新に大きな影響が出るのは避けられない見通しだ。「中国は謝罪を不十分とみなし、数億ドル規模の罰金を科すと脅迫している」と伝えていた。
スペインリーグも影響を懸念する。中国国営放送(CCTV)はRマドリードの中継を中止しているが、チャイナ・モバイル「ミグ」との契約打ち切りもささやかれている。「金額は公表されていないが推定では1シーズンあたり8000万ユーロ(約140億円)から1億2000万ユーロ(約210億円)の収益が見込まれている」と報道。
その上で「現在のサイクルにおける世界市場規模は最大4億ユーロ(約700億円)に達すると見込まれている」と大損失を予告していた。












