DDT18日の後楽園大会で、KO―D無差別級王者のMAO(29)がV6戦(11月3日、東京・両国国技館)を行うクリス・ブルックスと激しく火花を散らした。

 この日MAOはKANON、飯野雄貴、納谷幸男と組んでクリス、HARASHIMA、アントーニオ本多、葛西陽向組とイリミネーション8人タッグ戦で激突。目まぐるしく攻防が入れ替わる展開の末、最後はMAOとクリスの一騎打ちとなった。

 王座戦を控えて両者の意地が激突した上、レフェリーに攻撃が誤爆して無法地帯となったリングに両軍が入り乱れる大混戦となったが、最後はMAOがクリスを巧みに丸め込んで3カウントを奪った。

クリス・ブルックス(左)とにらみ合うMAO
クリス・ブルックス(左)とにらみ合うMAO

 試合後、MAOは「両国に向けてすごく楽しくなってきましたね。こういう景色になるように動いたんじゃないかな。知らないうちに。お互いユニットを率いてやってきたわけだ」とクリスに呼びかけた。さらに「両国、俺はどんな形でも、勝たなくてもこのベルトを防衛しようと思っている。ハハハハ!」と絶対防衛を宣言。そして「両国、俺たちの歴史のいったん終着点にしようぜ。その先はその後、考えようぜ。しっかりと化かし合いしようぜ」と健闘を誓う。これにクリスからも「バカの変な試合しましょう。よろしくお願いします」と応じられた。

 また、両国大会をもってDDTとの契約を満了しプロレスリング・ノアに移籍する飯野が試合後「僕がやり残したこと2つあります。その1つが男色ディーノとのシングルマッチです。男色さん、出てきてもらえますか?」と呼びかけ、かつて「フェロモンズ」として共闘したディーノにその場でのシングル戦を要求。当時の「男色〝ダンディ〟ディーノ」としてリングに上がってきた相手に思わず「飯野〝セクシー〟雄貴」に戻りそうになった飯野だが、帽子を取って「情熱!!!」と叫んでからスピアーでディーノを沈めた。

 その後、ディーノから「まだやり残しあるんだろ? ただここにあるもの全部吐き出して次にいけ」と促された飯野は「あともう1つ。それは納谷! お前ともまだ決着がついてないんだよ」と納谷幸男に対戦を要求だ。するとこれに応じた納谷が号泣しながら「俺も泣くつもりなかったんだよ。今日は、俺から対戦要求するつもりだったんだよ。悲しくて悔しくて寂しいよ。でもありがとうなんて言わないからな! 最後、シングルマッチで最高の悔しさを与えてやるからな。覚悟しとけよ」とされ、11月3日の東京・両国国技館大会での一騎打ちが決定した。