女子プロレス「スターダム」の妃南が、ワンダー王座奪取と3姉妹間の序列の変革を狙っている。栃木が生んだ〝プロレス3姉妹〟(羽南、妃南、吏南)の次女である妃南は18日の宇都宮大会で、ワンダー王者の姉・羽南への挑戦を控えている。取材に応じた妃南が口にしたのは、姉妹の中で後塵を拝していることへの焦りだった。

 今年は3月に羽南がワンダー王座を初戴冠。双子の妹・吏南は夏の祭典「5★STAR GP 2026」を史上最年少で制覇した。姉妹の中で遅れを取っている格好の妃南は「焦りはあります。プロレスにおいて自分が一番っていう時期がないような気がするんですよ。フューチャーのベルトも私が巻いたのは3番目」とこれまでの歩みを振り返る。「白のベルトを取ることが、2人に追いつくための最低条件かなって思ってます」と下克上を誓った。

前哨戦で激しい攻防を繰り広げた妃南(左)と羽南
前哨戦で激しい攻防を繰り広げた妃南(左)と羽南

 さらに妃南は羽南のこれまでの防衛ロードに「羽南はただ(防衛戦を)こなしているようにしか見えない」と疑問符。「今の白って、ただビッグマッチに組み込まれてるタイトルっていうイメージ。もっと白に注目したビッグマッチがあってもいい」と私見を述べた上で「私はフューチャーの時みたいに、もっとみんなから欲しがられるチャンピオンになれる」とワンダー王座の価値の復権も見据えた。

 決戦を控え「3人で比べられる中での、いったんのピリオド。そういう意味づけをしたい。ベルトを取って、間接的にでも3番目を脱却したい」と拳を握る。10日の千葉大会でも前哨戦で羽南と激しい攻防を繰り広げた。勝つのは姉か、妹か…。

妃南(左)にワンダー王座のベルトを見せつける王者・羽南
妃南(左)にワンダー王座のベルトを見せつける王者・羽南