「工藤めぐみ40周年記念大会~邪道姫伝説~」(17日、国立代々木競技場第二体育館)で、14年ぶりに来日した〝インドの狂虎〟タイガー・ジェット・シン(82)が、衝撃の事件を引き起こした。
藤波辰爾、船木誠勝組 vs 越中詩郎、長井満也組で「特別立会人」を務めた。出場選手が入場した後テーマ曲「サーベル・タイガー」に乗り、息子のタイガー・ジェット・シンJr.と孫のサージェンさんを従えて花道を歩いた。
「気をつけてください!」のアナウンスが入る中、シンはスイッチが入ったのか息子シンJr.の制止を振り切り、サーベルを片手に向かって左手の観客席に突進。息子から体を抑えられてもサーベルだけは振り切った。すると剣部分がフェンス越しに、SareeeのTシャツを着た観客の前頭部を直撃。観客が頭から出血する事態となった。
シンの襲撃被害にあった観客は、バックステージでリングドクターに応急処置を受けた。リングドクターによると、幸いにも軽傷で済んだが、救急車で病院に運ばれた。シンは構わずリングインし、かつての宿敵・故アントニオ猪木さんの一番弟子、藤波にくってかかる。一度は握手したが、再び戦闘態勢に入り、82歳の暴走は止まらない。
試合中も藤波に絡み続け、〝狂虎〟ぶりを発揮。特別立会人を務めたタッグ戦は藤波がドラゴンスリーパーで長井を下したが、シンはリングサイドから挑発して、藤波と一触即発となった。
試合後はコメントせず、応急処置される観客をちらりと見ただけで、コメントせず控室に戻った。自身の記念大会で起きた襲撃事件に、ゼロワンの工藤めぐみGMは、試合後の囲み会見で「私どものセコンド体制に不備があったと思う。楽しみに観戦してくださったお客さまにケガをさせてしまったことは深くおわび申し上げます。すみませんでした」と謝罪した。
シンに関しては「皆さまが見たかったシンさんを感じられたのでないかと」としつつ「ただ、ケガをさせてしまったことは本当に申し訳ない。団体としてもできる限りの対応をしていく」と、最後まで神妙に話していた。













