新日本プロレス12日の両国大会でNEVER無差別級王者のウルフアロン(30)が藤田晃生(24)の挑戦を退け初防衛に成功した。
ウルフは8月の両国大会でジュニアヘビー級の新星と遺恨が勃発。以降のシリーズを通じて激しい舌戦と大乱闘を繰り返し、ついにこの日決戦を迎えた。藤田から場外戦で激しく鉄柵にぶつけられる。リングでもスワンダイブ式ミサイルキックを受ける。ウルフも一本背負いで投げ飛ばして譲らなかった。
その後もアナコンダバイスで藤田を絞め上げて優位を築く。しかし115キロのウルフに対して、29キロの体重差がある藤田からジャーマンスープレックスで2度、ブレーンバスターで1度、合計3回も投げられるまさかの大ピンチに。それでも一瞬のスキを突いて起死回生のアングルスラムを決めて逆転に成功。最後は新技の変形スラムを繰り出して3カウントを奪った。
東京五輪柔道100キロ級金メダルのウルフは、今年1月のデビュー戦でEVILを破りNEVER王座を初戴冠するも成田蓮とのV1戦(2月、大阪)で陥落。6月にベルトを奪回し、今回念願の初防衛を果たした。試合後は「対戦相手の藤田晃生には大切なものを気づかされた」と感謝。「本当に一歩ずつだけど、このNEVER無差別級のベルトにふさわしいチャンピオンになってきたんじゃないかと実感しています」と胸を張った。
試合中、何度も投げられた事態には「ジュニアヘビーでトップを走ってきた藤田の意地だったんじゃないか」と分析。「プロレスはあれだけ投げられても勝つことができるんだと思えた試合でもありました」と振り返った。
フィニッシュを決めた新技については「アングルスラムをキックアウトされてしまった時にとっさに出た技」と名前はまだ決まっていない模様。報道陣からビル・ゴールドバーグの技に似ていると指摘されると「僕は〝ゴールドメダル〟です」と意趣返しをした。今後の防衛ロードに向けては「どんな選手と戦っても勝てる自分をつくるためにこのベルトをある意味、使っていきたい」とさまざまな階級の選手との激突を期待していた。












